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榛名無名雑感
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第44号  一人の人から愛が入った
クリスマス近づく
  クリスマス近づく


  私達人間にとって、集団生活をどう保つかは子供の時も大人になっても重要なテーマの一つです。

  私の教師時代に、時々このような体験をしました。 誰かが策を練って人をいじめたり、物を隠したり、人のものを壊したり、時にはお金を盗んだりする人がいれば、クラス全体がとても暗くなり、落ち着きを失ってしまいました。

  聖書的な言葉で言えば、「一人の人の陰湿な行為が全体の心を支配してしまう」ということです。


  しかし、一人の人の陰湿な行為がクラス全体を暗く覆ってしまうことがあるならば、「一人の愛の行為もまた、全体を明るく支配していくに違いない」と聖書は語ります。

  罪や恨みを解決する方法は、「裁き」では不十分で、それに打ち克つ方法は、やはり集団の中の誰かの「愛」なのです。



  私の体験では、集団の中でいじめなどの悪い事態が起こったときなど、その犯人探しのようなことはよく行いましたが、よいことをした生徒探しはあまりしなかったのかもしれません。

  何歳になっても、私達は、愛の行為探しを皆で心がけていたいものだと思うのです


  一部分の人の罪も集団全体を暗くするけれども、「たった一人の愛の行為も集団全体を救う」・・・できるならば、その愛の一人に私達も数えられたいものだと思います。


(拙著『ミッションに立つ学校から』より抜粋)


2013年11月30日


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第43号  不平を口にしない人
初冬にも咲く花
 寒さの中でも咲く花


  数日前の朝日新聞の天声人語で、テニスプレイヤーの伊達公子が、プレイ中に失敗をすると観客席からため息がでることについて書かれていました。 伊達公子はそのため息にクレームをつけたということです。

  たしかに、「ため息」はどんなやじよりも、プレイしている本人にはやる気をなくさせ、場の雰囲気を根本から壊すものでしょう。

  
  思えば老人ホームにおいては、特に「ため息」はご法度のように思えますし、皆さんはそれをよく心得ていらっしゃるように思います。 「ため息」「不平」「不満」を表に出さない老いの英知があるように思います。

  先日、自立型のマリヤ館から介護付きの新生の園に移られたご夫婦の新居に招かれました。
狭いお部屋ながら中扉で夫婦の行き来ができ、趣味道具も機能的に整えられ、素敵なお部屋に仕立てておられました。

  90歳になるご夫婦ですが、どちらも口になさることは、「こんなに幸せでよいのだろうか」「ケア・ワーカーもとてもいい人ばかりだ」「ここに移ってきてよかった」、という感謝の言葉に満ち溢れていらっしゃいました。

  世の老人ホームでは、きっとため息ばかりして、不平の中で過ごしている方もいらっしゃるのかもしれません。 老人ホームの真価が問われるところでしょう。


 新居に招かれた私たち夫婦は、感謝の気持ちに満ち溢れた先達にならって、今からでも成長していきたいと、祈るような気持ちを抱いて、90歳の、新婚のような喜びにあふれたお部屋を後にしたのでした。
2013年11月17日



第42号  大海に注ぐひとしずくの水
強調文初冬に咲く菊の花
 初冬に咲く菊の花


  インドのスラムの人々に生涯を捧げた彼の聖人は、次のような言葉を残しています。

  「私たちの行っていることは、大会に注ぐひとしずくの水にすぎません。しかし、このひとしずくがなかったならば、またあの大海もなかったのです」と。


  小さな小さな、私達人間ひとりひとりの生涯も同じだろうと思います。


  この人生のうちによいわざを創められた神様の、はかり知ることのできないご計画の一しずくに、私達も用いられていることを思えば、心から喜びと慰めが与えられます。

  「私」というひとしずくがなかったならば、また人間の大きな歴史もなかったのです。

  このひとしずくの重さを、私達は感謝を持って覚え、私たちの人生を、祈りのうちに邁進していきたいと思うのです。


  ひとしずくの水…榛名に移住して、親しく、人々に接しての実感です。

    2013年11月12日


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