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榛名無名雑感
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第19号  洗礼を受ける 
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新生会群の1部・榛名春光園


  立教大学を卒業した人で、日本中の山をほとんど踏破した人がいたことを、聞いたことがあります。 その人は、かつて立教大学がヒマラヤ登山隊を組織したとき、隊の一員として参加しました。

ヒマラヤという山は、その山に身を置いた人はだれでも、その異次元の世界に引き込まれ、魅了され、「ヒマラヤショック」ともいう感動を与えられるそうです。 しかも、その人が、ショックを与えられたのは「山」だけではありませんでした。

その人は、そのヒマラヤ登山の帰り道、ある漁村で網を引いている漁師のたくましい姿や、ネパールでヤクを追う子供たちの姿、じゃがいもを掘る老人の姿など、具体的に大地に根を下ろして生きる人々の姿に出会い、その精悍さに深く感銘してしまったのです。・・・都会に暮らす自分はあんな精悍な顔つきはしていない・・・と思い知らされたそうです。
 
自分は大地に根を下ろした生き方をしているだろうか・・・ この青年にとって、まさに「ヒマラヤショック」というものでした。

  この青年は、その後、職を辞し、飛騨の山に入って生活をしていきます。そこで、畑を耕し、木材をさわり、まさに大地に根を下ろした人生を歩んでいくことになったそうです。
 
・・・生き方を変えられるほどのヒマラヤショックでした。かれはヒマラヤの「洗礼」を受けた、とも表現できる体験をしたのでした。


 話は変わりますが、私が初めて榛名にある「新生会」を訪ねた時のことです。 雨の降る中、広い敷地内に建つ施設群を案内されながら、この施設には創設者の精神が今も生き、「福祉」を超えた「福祉神学」といえるものが、伝統的に漂っていることを思わされました。 ここは単なる老人ホームではない・・・そのような思いに満たされながら、榛名の山を後にしたことでした。

・・・私にとっては、ちょっとした榛名ショックであり、短い時間ではあったのですが、「榛名の洗礼」を受けた思いがしたのでした。

 この新生会には毎年夏には、多くの中学生から大学生までのボランテイアがやってきます。 彼らもまた、榛名ショックを受けて、「榛名の洗礼」を受けて下山します。

 新しい第二の人生の形成は、思いがけない「洗礼を受ける」ところから始まるように思います。


    2913年5月2日



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