FC2ブログ
榛名無名雑感
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
第20号  第四の原則
新緑の天狗山
  新緑の天狗山


  私が教師生活をしていたある日、ある生徒が「平和な社会」の三大原則というものを教えてくれたことがありました。

  第一原則は、「平和」とは「戦争のない社会」のことです。 たしかに、武力で殺し合いがあるようでは平和といえないでしょう。 日本は戦争を放棄する憲法を持っているまれな国で、平和を追及している国といえるでしょう。
  
  「平和」の第二原則は、「貧困」のない社会のことだそうです。 世界には、地獄のような「貧困」を抱えた国が、たくさん存在している。 日本は今、経済的にも苦しい問題を多く抱えていますが、世界的に見れば、夢のような平和な国といえるでしょう。  日本は、第一原則、第二原則は満たされたすばらしい国です。

  「平和」の第三原則はどうでしょう。 第三原則は「病に対する最善の治療と介護」だそうです。 人間は人間である限り、病気になり、やがていつかは死を迎えるものです。これは免れることはできませんが、「治療」と「介護」の質がどうであるかということが、「平和な国」のバロメーターというのです。 なるほど、日本はこの第三原則でも、世界的に見れば、高水準であると思われます。

  このようにみれば、日本は実に、「平和」の大原則をいずれも満たしているすばらしい国であるように思えます。

  しかし・・・です。日本は、平和で豊かな国であるけれども、何かが足りない、何か決定的なことが欠落しているのではないかというのが、高校生との話でした・・・実は、「平和」には、第四の原則があって、日本では、それがどんどん悪い状態になっているような気がしてならない・・・というのが、生徒達と一緒に陥った感慨でした。

  その第四の原則は何かということは、今は、謎として投げかけておくことに留めたいと思いますが、・・・生徒との話の中では、それは、悪口とか陰口が、ネット等の発達とともに、人類史上まれに見る勢いで横行している時代だということが、ヒントのように思いました。

  「平和」を形としては実現しても、心の中からどんどん平和が遠のいていく。 人を傷つけ、腐ったりんごのように中身が腐っていく。 人と人の信頼が失われ、疑心暗鬼に皆が陥っているように思えてならないのです。

  
 「平和を作り出す人は幸いだ」と、イエスは語りました。 イエスの言う「平和」は、おそらく第四の「心の原則」を指している。そのようなことを生徒達と話したのでした。


   2013年5月15日



スポンサーサイト

コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2018 榛名無名雑感. all rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。