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榛名無名雑感
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第36号  老いと死(6)…医療問題…
穏和の園ロビー置物
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  医療については、「老い」と密接な関係にあります。この問題で論文を書くとなれば膨大なものになることでしょう。

  持病を抱えている私は、昨今の医療の目覚ましい進歩に感謝している一人です。  カテーテルを使ったアブレーションという医術で、今のところ私の心房細動も収まっています。
  10数年来、薬の調整で何とか仕事に従事してきた者としては、こういう根治療法が出てきたということは、本当に感謝なことです。

  どの分野の医療も同じで、その進歩で、ますます平均寿命は延びることでしょう。 同時に、平均寿命が延びて、ますます老人社会になることが、日本の大問題です。

  こういう言葉があります。「生きにくい世の中であることはわかるけれど、死ににくい世の中でもある」…手厚い最新治療はなかなか死なせてくれません。

  91歳になる私の叔母は現在肺炎をはじめ、内臓も弱り、むくみも出てきているのですが、本人は「もう治療はしないでください」とうわ言のように繰り返して言っているとのことです。 

  どこまでの治療を望むのか、あらかじめ書きしたためておく必要がある時代になりました。

  またこういう言葉もあります。「医者は病気を治そうとはする。しかし、大切なのは病気を治すことではなく、病人を治すことなのだ」…時にはもう治らない病気に最善を尽くし、結果として、寿命を延ばす医術は進歩しました。  しかし、病気を抱えていながら、どのような生き方をさせるか。  人間としての尊厳を保つ医療はどこまでなのか。医療・治療の世界でもっと大切なことは、「病人」を治すことだというのです。 病気を持ちながら、「病人ではない」。そういう医療もあることに驚きます。

  贅沢な悩みであることでしょう。また、判断の難しい問題です。医者の人間性も問われます。

  ともかく、「老い」につきまとう医療は、「1個の人生を完成させる仕事」であると、思うべきでしょう。


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