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榛名無名雑感
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第40号  蛇行する川
いつも二人で
  いつも二人で


  水の流れが真っ直ぐな川と、曲がりくねって蛇行した川とでは、魚はどちらの方が成長するだろうか・・・。

  岐阜県の木曽川沿いに数年前に作られた「自然共生研究センター」の研究によれば、蛇行した川に棲む魚の方が、真っ直ぐな川の魚よりもはるかに体長が大きい、成長度が大きいと言います。
  
  人の生涯もまた同じだろうと思います。


  苦労のない人生、壁にぶち当たらない人生はありえないことは、ご老人や、先達に出会うたびに、思い知らされます。

  問題は、苦労を成長に変えられるかどうかにあるように思います。  苦労をして、卑屈になったままの人もいます。 それに反して、90歳になっても100歳になっても、成長・熟成していく方も多くおられます。

  若くても、壮年でも、また、90歳になろうとする人々においても、 川の流れは、まだまだ蛇行を続けるのです。


  本日(10月16日)、私の尊敬する老ご夫妻が、自立型のマリヤ館での生活が多少困難になり、介護付きの新生の園へ移られました。 短い距離の移転とはいえ、90歳になるご夫婦の、終の棲家への気骨溢れる「大お引越し」でした。


  願わくは、何歳になろうとも、蛇行する川を「恵み」として、そこに棲む魚のように、ひときわ逞しく成長できることを、祈りたいと思うのです。


2013年10月16日


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