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榛名無名雑感
第66号 想定外の旅
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   26聖人の碑

  2014年8月4日から、私たち夫婦は、横浜からクルーズで、秋田の竿灯祭り、青森ねぶた祭り観戦に出発した。 二つの祭りを、どしゃぶりの雨の中で観戦した後、ロシア・ウラジオストックに行った。

  その後、船は函館に行く予定だったが、ウラジオストックを出港するとき、突然、船内放送が入った。 なんと、台風が日本海を北上し、ちょうど函館に船が入るころに台風とかち合う模様、という。 そこで、私たちの船は、急遽、函館を断念し、台風を避け、長崎に向かうことになったというのである。

  長崎への海は荒れたが、1日かけて無事長崎港へ入った。

  長崎では、短時間の上陸だった。 私たち夫婦は、1か所、江戸時代の殉教・26聖人記念館に行くことにした。 実は、その記念館で、私達は、思いもかけない展示に出会ったのである。


  それは、26聖人の一人、「パウロ三木」という人の、はりつけの処刑にされた十字架上の説教だった。

 「私はれっきとした日本人である。 私は何の罪も犯さなかったが、ただわが主イエス・キリストの教えを説いたから死ぬのである。私はこの理由で死ぬことを喜び、これを神が私に授けたもうた大いなる恵みだと思う。 キリシタンの教えが、敵および、自分に害を加えた人々を許すように教えている故、私は国王(秀吉)と、この私の死刑にかかわったすべての人々を許す。」・・

 すでに江戸時代から、このような教理の的を得た信仰があったのか…。江戸時代の純粋な信仰に圧倒され、私たち二人は、深い感銘を受け、長く、展示の前にたたずんでいた。
 

  今回のクルーズの旅は、台風による思いがけない航路変更だったが、最終日の、想定外の長崎寄港が、もっとも私の心に残ったものとなった。




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